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まだまだ貧乏暮らし(予告編)
先月の記事でビザ更新・滞在延長の話を書いたのだが、
なんと来年春からヨーロッパの某国へと移ることになった
予想外の速さで決まったので、自分でも驚いている

たぶん給料はほとんど変わらない
下がらないと信じているが、実際に上がるのか下がるのかは為替レート次第
アメリカ東海岸よりは物価や家賃は安いのだが、
ガソリンは2倍くらいの値段だし、公共料金も高いらしい
トータルすれば、生活レベルはそうそう上がりそうにない
そこそこ貧乏暮らしはまだまだ続く予感

ここには久しく役立ち情報を書いていなかったのだが、
アメリカからヨーロッパへの引っ越しという、
誰の役に立つのかよく分からない情報を気分次第で書く予定は未定
期待せずに待て
# by sokobin | 2012-11-20 12:00 | イベント
H1B ビザ
この秋でアメリカ滞在が5年になるので、タネの J1 ビザはこれ以上延長できなくなり、
H1B に切り替えることになった

本来なら春には手続きを始めていなくてはいけなかったのだが、
こちらから手出しの出来ない予算の事情などで先延ばしになってしまい、
動き出したのが夏前だった。全くもって精神衛生に悪いギリギリの
(実は少し時間オーバーで1週間分の給料が飛んだ)状況だったので、
良い思い出ではないのだが、それはともかくとして、
ここで手続きの流れを簡単にまとめておく

(1)例えば J1 の給料がアメリカ政府や出身国政府から出ているような場合には、
J1 終了後にはアメリカを出国して出身国に2年間滞在する義務がある
H1B に切り替える場合、この義務を免除してもらう必要があるので、
アメリカと出身国の両方から "No-Objection Letter" と呼ばれる証明を得なくてはいけない

この義務に該当するかどうかは、手持ちの DS-2019 や J1 ビザで確認できる
DS-2019 では、左下の方にある Not subject to the two-year residence requirement と
書かれた項目にチェックが入っていれば義務ナシ
パスポートに貼り付けられた J1 ビザでは、中央下の Annotation の項に
Bearer is not subject to section 212(E). Two year rule does not apply.
と書かれていれば義務ナシ
ただし、複数の DS-2019 やビザを持っている場合、1回でも義務アリであれば、
全体で義務アリになるので注意が必要

おおまかな判断方法はこんな感じなのだが、本当に義務ナシなのかどうかは、
まずは自分の職場の外国人担当部局に問い合わせる方がいい
それでも曖昧であれば、USCIS(移民局)に有料で問い合わせるしかない

ちなみに、タネは義務ナシだったのだが、職場の雇用担当のおばちゃんが、
これまで義務ナシのケースに当たったことがなかったらしく、理解してもらうのに少々難儀した

というわけで、タネはやっていないので聞きかじった情報なのだが、
本国滞在義務免除の手紙を得る手続きは、特にアメリカ側で時間がかかるらしく、
出来れば切り替えの1年前、遅くても半年前に始めるべきだとの話
これがなければ、ビザの切り替え手続きが始められないので非常に重要

やり方は、『J1 No objection letter』あたりで検索すれば出てくるはず
くれぐれも自己責任でお早めの対処を

(2)H1B は就労ビザの1種なのだが、申請の前段階として、
労働条件や賃金が不当でないかという審査がある。
先進国アメリカで住めるビザを与える代わりに奴隷のような条件で働かせる、
というような不当搾取を防ぐのが目的だ
H1B に賃金を払うことになる雇用者側が Department of Labor (労働省)に
雇用条件などの書類を送り、職種ごとに決められた最低賃金よりも上かどうかなどが審査される

と書けば、聞こえはよいが、お役所仕事なので4週間かかるのが標準
審査期間を短くする手段はない。早く手続きを始めるしかない
ちなみに、タネの場合は、職場から送られた書類に一部不備があったらしく、
6週間かかってしまった(これがなければ給料は飛ばなかった)

ちなみに、この審査を通すため、タネの給料が1割ほど上がることになった
ということは、労働省の基準では、これまで不当に安い賃金で働かされていたということなのか
訴えるつもりはないが、訴えたら勝てる可能性はある案件なのかとか気になって仕方がない

(3)さて、ここでようやく、J1 から H1B への切り替え手続きに入る
とは言っても、こちらが出来ることはごくわずか
書類の提出自体は雇用者が行うので、過去の滞在記録やら履歴書やらの
必要な書類を用意して、職場の担当者に渡すだけ。非常に簡単

この手続きがスムースに進むかどうかは、あなたの職場の担当者が真面目で熱心かどうか、
休暇中ではないか、手続きのことを忘れてたりしていないかにかかっている
切り替えの期限が近いときは、担当者の機嫌を損ねないように気をつけながら、
やさしく、かつ、しつこく、お願いしなくてはいけない

タネの職場の雇用担当のおばちゃんは、仕事の速い有能な人ではあるのだが、
いかんせん昨今の不景気に伴う人員削減のせいで仕事が増えていて、
夏頃は悲惨な感じだった。運が悪かったとしか言いようがない

とにかく、申請書類ができたら、それを職場から USCIS に送ってもらう
あとは待つだけ。ひたすら待つだけ
ちなみに受理番号を職場に尋ねて教えて貰えば、USCIS のサイトで進行状況が確認できる
(ただし進行状況はあまりアテにならないという話もある)

この手続きの所要時間は2~4ヶ月。混んでるときはもっとかかる場合もあるらしい
そんなに待てないという場合は、資本主義大国アメリカらしく、1200ドル払えば
premium process というのを利用できて、2週間で手続きが済む
なんだか賄賂っぽい気がするが、「チップをはずむ」 というのが、角の立たない大人の言い方

どう考えても時間のないタネもこのチップ制度を利用したのだが、
10日で書類が承認されて帰ってきた。さすが賄賂

(4)アメリカ国内で H1B の切り替えを申請した場合は、
I-797 の承認書類をもって、J1 が切れてもアメリカに合法的に滞在できる
ただし、一度でもアメリカ国外に出た場合は、各国のアメリカ領事館で
H1B ビザを取得しなければ、アメリカに再入国できない

ビザ取得手続きに必要なものは J1 でも H1B でもほとんど差がないので、
ここでは書かない(面倒だから)。ただし、毎年微妙に申請手順が変わってるようなので、
申請前にはアメリカ大使館や移民局のサイトで最新情報を調べた方がいい

というわけで、紆余曲折ありつつも、なんとか H1B ビザを手に入れた
ちなみに、J2 だったハタケは H4 になった
J2 は労働許可を得れば働けるが、H4 はそもそも労働許可の申請資格がない
これが最大の違い。夫婦で働きたい場合には、それぞれ H1B または
何らかの就労ビザを取る必要がある

いずれにせよ、ビザ切り替えがらみの苦労話はあちこちで聞くので、
何事も早めに(出来れば1年前くらいから)、自己責任でお楽しみください
# by sokobin | 2012-10-16 12:00 | イベント
一時帰国
今年は例年より1月くらい遅めのスケジュールで一時帰国
8月に帰るよりもずっと過ごしやすい

今年は ANA の航空券の値段が高く、乗り換え2回の安い United の便にしたのだが、
サンフランシスコではコンピュータトラブルで数時間にわたって全便遅延
United の服務規定の影響で乗務員全員入れ替えのイベントもプラスされ、
我々の乗った便は7時間遅れの出発になってしまった

イライラ募る中、ロビーで待つ乗客に1人10ドルのクーポン配布
個人旅行者っぽいアメリカ人は、これだけ待たされて10ドルか、と呆れていた
でも我々は4人いるので40ドルだ。小金持ち(あるいは小市民)

スケジュール通り日本に着いたら、空港からの帰りに回転寿司に行こうと思っていたのだが、
それが叶わなくなったので、貰ったクーポンを使ってサンフランシスコ空港の和食店で
回転していないアメリカンな寿司を食べた。これでいいのか

なぜ日本に帰るだけで2日もかかったのかと思ったのだが、疲れすぎていたので考えないことにした
案の定、体内時計は完全に狂っていて、子供たちは帰国後数日間は朝5時起きだった
ちなみにアメリカに戻る便は乗り換えが悪く、5時間待ちが2回だ。うへぇ
# by sokobin | 2012-09-30 12:00 | イベント
あいかわらず
1年半以上更新してませんでした
子供が2人になると忙しく、目新しいこともあまりなく
1か月ほど前に東海岸を襲った嵐のせいで70時間ほど停電し
インターネットに至っては復旧に1週間かかったというのが
最近のトピックスと言えるのかどうか

気がつけばナエ1は常に大阪弁で喋る4歳児になっているし
ナエ2は魔の2歳児をやっております
そしてあいかわらずアメリカでそこそこ貧乏暮らしを営んでおります

以上、生存報告のようなものでした
# by sokobin | 2012-08-02 00:05 | 日常
水漏れ
昨春の終わり、気温が30℃を超えても稼働していた我がアパートの暖房装置は
水栓を閉じることでまあ何とかなったわけだが
10月頃から再び寒くなり始めたので
水栓を開いて温水が循環するのを待っていた

程なくして暖房は再開されたものの
なぜかトイレと寝室の暖房装置が温かくならない
京都では8℃あれば何とか過ごせた我々だが
こちらの暖房完備な生活に慣れてしまったからか
15℃でも寒すぎて風邪を引くという始末である

管理人に何とかしてくれと申し入れてから数日
食卓に向かっていたハタケの背後から水のしたたる音がすると思ったら
リビングの暖房装置から水漏れしていた
水栓のネジのところのパッキンがいかれているようだ
寝室の暖房装置が温かくなりかけていたので
水圧を上げてくれたのだろう

一旦水栓を閉じて再び開くと
湯気と共に温水(結構熱い)が噴き出し始めたので
これはヤバイと思って管理人を呼んでみた
しかし管理人は現状を見ただけで何かをするわけでもなく
大丈夫と言って帰って行った
本当に大丈夫なのか?

結局、水圧が下げられたようで寝室は再び寒くなった
リビングの水漏れは続いているが落ち着いている
たぶん春になって暖かくなるまで修理はしてもらえなさそうだ

ナエ1が夜中に暑さでのぼせて鼻血を出さなくなったことが不幸中の幸い
そのかわりに自分で鼻をほじってうっかり出血している
勘弁していただきたい
# by sokobin | 2010-12-19 14:00 | 日常